大好きな牛乳(乳糖が含まれるもの)が飲めなくなったので、
せめて「豆乳」だけでも、飲みたい・・・。
FODMAPの本によると豆乳の分類は「高FODMAP」にも
「低FODMAP」にもあります。
では、その違いは・・・。
基本的に「豆乳」」は乳製品の中では、低乳糖(低ラクトース)になるので
あなたがもし、乳糖不耐症だけならば飲んでも大丈夫な食品なんだそうです。
『豆乳』には、2種類の製造方法があった?!
豆乳はもちろん大豆から作られています。
しかし!
その豆乳の製造方法によって、FODMAP的には「高」なのか
「低」なのかに分かれるということです?!
どういうこと・・・?
つまり豆乳のおおもとの原料は大豆なんですが、
その豆乳がどういう製造方法でつくられた豆乳なのかが問題なのです!
どうやら豆乳の製造方法には2種類あるようです。
まず、
1つめは、大豆から作られた豆乳。
(何だか、当たり前すぎ・・・)
そして、
2番目は、大豆抽出物から作られた豆乳。
これは、「ソイ・プロテイン(Soy Protein)」とも呼ばれています。
このソイ・プロテインにはFODMAPの成分である、ガラクトオリゴ糖も
フルクタンもポリオールもラクトースも含まれていません。
なので、私たちIBSな人たちは、「大豆抽出物から作られた豆乳」なら
飲むことができるということです。
『調製豆乳』は、「大豆抽出物から作られた豆乳」なの?
ここで、また、
しかし!
いつも愛飲していた「キッコーマン 調製豆乳」のパッケージのどこを見ても
大豆から作ったのか?
大豆抽出物から作ったのか?
なんて、書いてな~い!
キッコーマンさんに直接、聞いてみよう!
じゃ、キッコーマンさんに直接聞いてみようということで、
パッケージに書いてあった、お問い合わせ先の「お客様係」に電話しました。
フリーダイアルでした。
はい、こちらキッコーマン、お客様係です。
もしもし、「調製豆乳」のことで、ちょっと教えてくださいな。
はい、なんなりとどうぞ。
え~と、この「調製豆乳」は、大豆から作られているんですか?
それとも、大豆抽出物から作られているんですか?
はい、もしかしてお客様は、腸でお悩みなんですね?
「江田 証」先生のご本をご覧になられましたか?
ええっ!何で、分かったんですか・・・???
はい、結構同じご質問を頂いておりますので。
はぁ、そうなんですね・・・。
はい。
残念ながら、「調製豆乳」は、大豆から作られております。
ありゃ、そうなんですか・・・
申し訳ございません。
おそらく日本で作られている豆乳のほとんどは、
大豆から作られていて、
大豆抽出物から作られたものは、ないかもしれません。
えええええっ!そうなんです、かぁ。
少しの希望を抱いて、聞いてみたんですが・・・。
申し訳ありません。
いえいえ、こちらこそ。
ありがとうございました。ペコリ
はぁぁぁ、期待したのになぁ、キッコーマンさん。
「FODMAP」まとめ
結論!
キッコーマン 調製豆乳は、
「高FODMAP」食品です!
私は飲めません・・・(泣)。
と、いうこと・で・す・ね。
残念・・・・。
だからって、これでは終われない「豆乳」
ちょっと、待って!
気になる、キッコーマンさんのあの言葉・・・
おそらく日本で作られている豆乳のほとんどは、
大豆から作られていて、
大豆抽出物から作られたものは、ないかもしれません。
じゃあ、{大豆抽出物から作られた}豆乳って、何?
どこで売ってんのん?!
(なぜだか、関西弁に・・・)
はい、ググりましょ!
グググググググググググググ・・・・。
そもそも、『豆乳』とは・・・?
私、結構、ググりましたよ!
でも、答えが出てこない・・・。
「大豆抽出物から作られた豆乳 商品」
そこで、原点に立ち返り、そもそも「豆乳とは、なんぞや?」
{日本豆乳協会}さんのHPにたどり着きました。
そこの「豆乳Q&A」で見つけました。
Q:豆乳とは、何と説明したら良いですか。
A:多くの食品や飲料などは、日本農林規格(以下JAS)で
定義されています。
JASでは、豆乳とは『大豆から熱水等によりたんぱく質
その他の成分を溶出させ、繊維質を除去して得られた乳状
の飲料(「大豆豆乳液」と言う)であって、大豆固形分が
8%以上のもの』と定義されています。
簡単に言うと、豆乳とは「大豆を水に浸してすりつぶし、
水を加えて煮詰めた汁を濾した液状の飲み物」と言えるでしょう。
ちなみに、この大豆豆乳液に凝固剤(にがり)を入れて固めると
「豆腐」になります。Q:豆乳には、調製豆乳、無調整豆乳、豆乳飲料の3種があると
聞きましたが、どう違うのですか。
A:スーパーなどで売られている豆乳(類)商品は、JAS規格で
3種類に分かれて定義されています。
(無調整)豆乳と調製豆乳と豆乳飲料です。
水に浸したり、蒸したりした大豆を絞った乳白色の液状そのままの
豆乳は、何も味付けしていないので無調整豆乳と言われます。
この(無調整)豆乳に少々の塩や砂糖などで飲みやすくしたのが
調製豆乳。
この調製豆乳に果汁や紅茶(フレーバー)などで味付けしたものが
豆乳飲料です。
ちなみに、単に「豆乳」と言われている無調整豆乳の”調整”と
「調製豆乳」の”調製”とは、字が異なります。面白いですね。
日本農林規格(JAS)では、これに大豆固形分の割合やたんぱく質
含有率を付帯して、3種類それぞれの規格を定義しています。
●大豆:「大豆固形分8%以上」→大豆たんぱく質換算3.8%以上
●調製豆乳:「大豆固形分6%以上」→大豆たんぱく質換算3.0%以上
●豆乳飲料(果汁系):「大豆固形分2%以上」→大豆たんぱく質換算0.9%以上
(その他):「大豆固形分4%以上」→大豆たんぱく質換算1.8%以上引用:日本豆乳協会(http://tounyu.jp/about/QA.html)
どうですか?
そもそも日本においてJASでは「豆乳」とは、「大豆を水に浸してすりつぶし、
水を加えて煮詰めた汁を濾した液状の飲み物」とうたっているので、
私たちが探している{大豆抽出物から作られた豆乳}は、「豆乳」として
認められていないのではないでしょうか・・・?
だから「豆乳」として販売されていない。
違うかなぁ・・・?
これは、もっと深堀りする必要がありそうだな。
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